対人恐怖症は人前に出たときに感じる不安や緊張が主な症状ですが、それは身体症状として現れることが多く、その現れ方によって分類できます。例えば、顔が赤くなってしまう赤面恐怖、表情がこわばる表情恐怖、手や体が震えてしまう振戦(しんせん)恐怖などがあります。もちろん、これらの身体症状は一つだけしか出ないというわけではなく、複数の症状が現れることもあります。
このような人前に出たときの不安や緊張は誰もが感じるものです。大勢の人の前で慣れていないスピーチをするときや、会議で皆の視線を集めながら発言をするのは緊張するものです。しかし、それが「異常なほど」に強かったり、日常的場面で頻繁に起こるなどのために、日常生活に支障が出たり、本人が悩んだりする場合にはこころの病気として、対処が必要になってきます。